亜樹の 萩尾望都作品 感想日記

*ポー復活で舞い戻ってきたファンがゆっくり綴ります。ネタバレご了承ください

(29)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵③

③は「メリーベルと銀のばら」全3話のイラストです。


特に記載のない限り出版元は小学館です。
ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。特にモノクロは不鮮明だったり裏写りしたりしています。また、絵の傾きを補正しきれていません。どうぞご了承ください。
このイラスト集は「ポーの一族」の画集等が出版されていないこともあり、旧作のレアなイラストをご紹介してファンの方にポーの世界をより楽しんで頂きたいという思いで作りました。萩尾先生ならびに小学館様より削除のご要請がありました場合は速やかに削除いたします。

 


「メリーベルと銀のばら」第1話

予告カット
別冊少女コミック』1972年12月号

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カラーの幼いエドガーとメリーベル、可愛いですね。
モノクロは「ポーの一族」作品中の踊るメリーベル
アランが雨の中を訪ねてきてプロポーズする場面です。

予告カット
別冊少女コミック』1972年12月号 「ポーの一族」第4話本編内

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ちょっとメルヘンチックで可愛いエドガーとメリーベル
絵の上の文は次のとおりです。

「――1月号予告――
怪奇ロマンシリーズ 萩尾望都
『メリーベルと銀のばら』

丘のうえに住んでる老婆 ふたりの子ども
美しい婦人をともなった背の高い紳士
ふしぎな儀式 やさしい目の金色の王子
物語の舞台は さらに百年をさかのぼって
展開します……」

萩尾先生は執筆中の1972年秋に竹宮惠子先生達とヨーロッパを旅行されていました。
下の手書き文字はその時のエピソードです。

「モスクワ行きのシコーキの中で
この原稿を かいてたら
ソレンのハンサムが
似顔絵かいてくれって
へたくそな画家だなって思ったろーな
ククク…
9月15日」

表紙カット
別冊少女コミック』1973年1月号

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胸にクイを打ち込まれた女性とエドガーです。
この号でポーシリーズは初めて掲載誌の表紙にカットが載りました。

 


●「メリーベルと銀のばら」第2話

予告カット
別冊少女コミック』1973年1月号

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カラーはメリーベルとユーシスで「すごい人気れんさい!」と書かれています。
モノクロのエドガーは髪の部分にバラの花が描かれていて、憂いに満ちた表情とともに印象に残ります。

予告カット
別冊少女コミック』1973年1月号 第1話本編内

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1話の作品内に横ブチ抜きで挿入された予告です。

「メリーベルと銀のばら(第二話)

ときはたち、日は過ぎ
美しく成長したメリーベル
やさしい目の金色の王子に
恋をし――」

左はメリーベルですが右の黒髪の女性は誰なのでしょうか。
マドンナとはイメージが違うので、もしかするとエドガーの最初の餌食になったディリーかもしれません。
もしそうだとすると、その場面は掲載誌にはなくて単行本で加筆されました。
萩尾先生のお話によれば「メリーベルと銀のばら」は当初50ページ×3回=150ページの予定だったのが雑誌掲載の都合上31ページ×3回=93ページになり、単行本にする時に保存していたネームを使って大幅に加筆なさったそうです。

 


「メリーベルと銀のばら」第3話

予告カット
別冊少女コミック』1973年2月号

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モノクロは泣きながらナイフをかざすメリーベルです。
もっと全体が見える絵はこちらをどうぞ。
(画像は『テレビランド増刊イラストアルバム⑥萩尾望都の世界』1978年 徳間書店より)

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予告カット
別冊少女コミック』1973年2月号 第2話本編内

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手前に後ろ姿のエドガー、奥に剣を構えたオズワルドが描かれています。
決闘の場面のイメージですが、本編では剣ではなく銃が使われていました。

萩尾望都先生の
世界が ここに結晶!!
『メリーベルと銀のばら』(最終回)

そうしてひそやかに とばりの影で
妹を見まもりつづけていたが
その幸福へのねがいが 最後には――」

合同扉絵
別冊少女コミック』1973年3月号

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「第二話最終回」と書かれていますが「第三話最終回」です。
全体が見える絵はこちらをどうぞ。
(画像はセイカ「永遠の少女マンガぬりえ5 ポーの一族」より)

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合同扉絵は、これが最後になりました。