亜樹の萩尾望都作品感想ブログ

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(9)「春の夢」脳内変換ごっこ

 

『flowers』2016年7月号で40年ぶりのポーシリーズ復活となった「春の夢」Vol. 1。
もちろん私もドキドキしながら読みました。
絵は変わってしまったけれど世界はそのままで、本当に生きててよかったと幸せをかみしめました。


何度か読んで頭の中で再現していると…。
あら不思議。「春の夢」の絵が、なぜか過去作の絵で甦ってきたのです。


これは面白いと、他の絵も頭の中で過去の絵に置き換えて1人で遊んでみました。
名づけて「『春の夢』脳内変換ごっこ」。今のところ、こんな感じです。


冒頭のブランカを見つめるエドガー
→「エディス」冒頭1コマ目のエディスと間違えられるエドガー
または「ホームズの帽子」冒頭のオービンを見つめるエドガー


他人を家に入れたことに文句を言うアラン
→「はるかな国の花や小鳥」で「なにがはるかな国の夢なもんか」とすねるアラン


アランの手を引いて2階へ連れて行くエドガー
→「ペニー・レイン」でアランを抱きかかえて2階へ上がって行くエドガー


レコードを聴くアラン。「あァ『冬の旅』か」のコマ
→「一週間」の扉絵


オットマー家を訪れる2人
→「ピカデリー7時」でポリスター卿の家を訪ねる2人


ブランカが帰った後で、横になったアランの髪に手をやるエドガー
→「小鳥の巣」ラスト近くの、倒れたアランの髪に手をやるエドガー


最終ページで椅子に座って片膝を抱えるエドガー
→「小鳥の巣」でメリーベルを思い出して眠れなくなり、外に出て塀の上に座っているエドガー


(初投稿日:2016. 12. 14)