亜樹の萩尾望都作品感想ブログ

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(109)「ポーの一族」これからどうなる!? アンケート結果①と継続のお知らせと萩尾先生のアングレーム国際漫画祭特別栄誉賞受賞

こんにちは。
記事のタイトルが長くてどうもすみません。


先月の記事(108)で「『ポーの一族』は今後どうなると思いますか? または、どのようなラストを迎えると思いますか?」というアンケートの告知を行いました。


募集しても誰も答えてくれないかもなあと思っていたのですが、嬉しいことにお1人書いてくださいまして、意表を突かれて面白かったのでご紹介させて頂きます(元の文章をまとめさせて頂いています)。


その方のご意見はですね、


「何となくエドガーとアランは人間に戻りそうな気がする。
他の一族も血の神の被害者なので、できれば全員人間に戻って大団円で終われば良いな」


えーっ
アランだけじゃなくて皆で人間に戻る!?
いやあ、考えたこともなかったです!


私はエドガーとアランが2人で永遠の旅を続けるというラストを信じて疑わなかったのですよ。
というのも、それが彼らにとって一番の幸せだと思ったからで。
でも人間として共に生きていくのも、違う形の幸せかもしれないですね。


ただ前提として、エドガーは人間に戻りたい、アランは戻りたくないという気持ちのギャップがあるので、そこを埋めないと。


そしてこれは完全に個人的なこだわりなのですが、2人には絶対に同い年でいてほしいんです。
だからアランが11月30日の誕生日に15歳になる前にエドガーに人間になってもらわねば。


エドガーとアランだけでなく一族全員が人間に戻るというのも面白いですね。
もし人間になったら、この21世紀の世の中でどうやって生きていくのかなあ。
どこかにコミュニティを作ってひっそり暮らすとか?


そして、この方がこう考えた理由がですね、


「新シリーズの読者は旧シリーズのファンが多い。
もう若くなく、人生の荒波を経験している世代。
先生はそういう読者を暗い気分にはさせないだろうし、ご自分も辛い話は嫌なのではないか。
だから新しいポーは悲しくなく辛くなく、「明日」へ向かっている。
エドガーは孤独ではなく、実は多くの仲間がいる一族の一員として描かれている」


何と新鮮な着眼点!
人生の折り返し点を過ぎた読者も先生自身も幸せになれる大団円。
それが皆で人間に戻ることなんですね。


新シリーズのエドガーは確かに孤独の影を漂わせていなくて、それが旧シリーズとの大きな違いの1つだなと思います。


旧シリーズのラストで「もう明日へは行かない」と草むらにうつ伏せに横たわっていたエドガー。

 

(『萩尾望都パーフェクトセレクション7 ポーの一族Ⅱ』2007年 小学館より)

 


それが新シリーズ開始のカラー予告では、草むらに仰向けに横たわってこちらを見ていて。

 

小学館『flowers』2016年6月号より)


この予告カットを見た時、私は新旧のシリーズが繋がっているのを感じたんですよ。
ここからエドガーは明日に向かって歩き始めたのかなあ。


というわけで、目からウロコのコメントをお寄せ頂き、どうもありがとうございました!


そしてアンケートですが、「ポーの一族」ファンの方々のお声をもっともっとお聞きしたいと思い、当面延長することにいたしました。


今後連載が再開されて物語が進んでいくうちに「もしかしたらこうなるかも?」「こうなってほしい」など思いついたことがありましたら、ぜひお聞かせくださいませ。


回答フォームでなくコメント欄に書いて頂いても構いませんので、お気軽にどうぞ。
よろしくお願いいたします ♪

 

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最後に、もうご存じの方も多いと思いますが萩尾先生のニュースを。


現在、フランスのアングレーム市立美術館で先生の特別回顧展が開催されていますが、先日先生はアングレーム国際漫画祭における特別栄誉賞を受賞されたそうです!
先生、おめでとうございます !!

 

flowers.shogakukan.co.jp


授賞式には先生も出席され、記者会見、サイン会、講演会が行われたようです。
『flowers』にレポが掲載されるでしょうか?
期待して待ちたいですね。