亜樹の萩尾望都作品感想ブログ

*盛大にネタバレしております。記事を探すにはトップのカテゴリー一覧からどうぞ 

(40)「ポーの一族」イラスト集~「1ページ劇場」

久々の「ポーの一族」旧作イラスト集、まずは2つの「1ページ劇場」をご紹介いたします。「1ページ劇場」については過去にも記事を書いておりますので、よろしければ併せてご覧くださいませ。 (19)「1ページ劇場――ポーの伝説によせて――」 - 亜樹の 萩尾望都…

(39)「ユニコーン Vol. 2 ホフマンの舟歌(バルカロール)後編」

★今回も激しくネタバレしております。ネタバレNGの方は申し訳ありませんが作品をお読みになった後で、ぜひまたいらしてくださいね ♪ 「ユニコーン」も第3回。ベネチアでのサンタルチアコンサートの続きです。今号も盛り沢山の内容でした。回を追うごとにどん…

記事(11)に追記しました

「(11)この作品は、いつ頃のお話?~①『すきとおった銀の髪』」に年代についての情報を追記しました。マニアックすぎる話にご興味のある方はどうぞ。 (11)この作品は、いつ頃のお話?~①「すきとおった銀の髪」 - 亜樹の 萩尾望都作品 感想日記

(38)「ユニコーン Vol. 2 ホフマンの舟歌(バルカロール)前編」

★前回に引き続き思い切りネタバレしております。バラさないで!という方は作品をお読みになった後で、ぜひまたいらしてくださいね ♪ 「ユニコーン Vol. 2」の舞台は Vol. 1の2016年ミュンヘンから58年遡り、1958年2月のベネチア。ヴァンピール仲間が集まった…

記事(25)に画像を追加しました

「(25)『ポーの一族』イラスト集~綴じ込み付録②」に画像を2点追加しました。 ●『週刊少女コミック』1975年32号 アランの暑中見舞●『週刊少女コミック』1975年51号 エドガーのクリスマスカード どちらも素敵ですのでぜひご覧くださいませ。記事の最後にあ…

(37)「ユニコーン Vol. 1 わたしに触れるな」

★このブログはネタバレを前提にしておりますが、こちらの記事は特にネタバレだらけですのでご注意ください。 待ちに待った「ポーの一族」の新作がついに連載開始となりました。地元の書店にいそいそと『flowers』7月号を買いに出かけた私。朝一番で入手した…

記事(34)に追記しました

「(34)『ポーの一族』イラスト集~予告・表紙・合同扉絵⑥」に「はるかな国の花や小鳥」が番外編とされていることについて追記しました。マニアックな話にご興味のある方はどうぞ。 (34)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵⑥ - 亜樹の 萩尾望…

(36)ユニコーンを待ちながら

いよいよ『flowers』2018年7月号から「ポーの一族」の新シリーズがスタートします。先日発売された6月号に予告が載りました。以来、私の周囲のファンは騒然としております。だって、これですよ。これ! 「ポーの一族〈ユニコーン〉連作形式でつむがれる、新…

(35)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵⑦

⑦は「一週間」「エディス 前・中・後編」のイラストです。予告・表紙・合同扉絵はこれが最後になります。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。特にモノクロは不鮮…

(34)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵⑥

⑥は「ランプトンは語る」「ピカデリー7時」「はるかな国の花や小鳥」「ホームズの帽子」のイラストです。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。特にモノクロは不鮮…

(33)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵⑤

「ポーの一族」旧作のイラスト集、予告・表紙・合同扉絵編の続きです。⑤は「エヴァンズの遺書 前・後編」「ペニー・レイン」「リデル・森の中」のイラストです。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンデ…

記事(21)に画像を追加しました

「(21)ヨハンナスピリッツのパイの謎」に「湖畔にて」「トリッポンのカエル」「トリッポンと王様」の画像を追加しました。 (21)ヨハンナスピリッツのパイの謎 - 亜樹の 萩尾望都作品 感想日記

記事(26)に画像を追加しました

「(26)『ポーの一族』イラスト集~綴じ込み付録③」の最後に画像を追加しました。『別冊少女コミック』1976年8月号に付いていたアイロンプリントです。 (26)「ポーの一族」イラスト集~綴じ込み付録③ - 亜樹の 萩尾望都作品 感想日記

(32)宝塚「ポーの一族」ライブビューイングを観てきました~原作ファンの初ライビュ

宝塚歌劇の「ポーの一族」東京公演観劇から3週間。3月25日(日)、楽しみにしていた映画館での千秋楽ライブビューイングに行ってきました。前日にブルーレイを鑑賞して感動も新たになったところで、いざ! 私はライビュ自体が初体験で、ライビュとはどんな感…

(31)宝塚「ポーの一族」東京公演を観てきました~原作ファンの愛のツッコミ

イラスト集の途中ではありますが、「ポーの一族」の宝塚歌劇東京公演を観てきましたので今回はそのお話を。 何を隠そうこの私、遠い昔にヅカファンでした。1970年代のベルばらブームの時に地方公演(今で言う全国ツアー)を観たのが始まりで、その後関東に引…

(30)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵④

④は「小鳥の巣」全4話のイラストです。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。特にモノクロは不鮮明だったり裏写りしたりしています。また、絵の傾きを補正しきれて…

(29)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵③

③は「メリーベルと銀のばら」全3話のイラストです。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。特にモノクロは不鮮明だったり裏写りしたりしています。また、絵の傾きを…

(28)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵②

②は「ポーの一族」全4話のイラストです。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。特にモノクロは不鮮明だったり裏写りしたりしています。また、絵の傾きを補正しきれ…

(27)「ポーの一族」イラスト集~予告・表紙・合同扉絵①

「ポーの一族」イラスト集は綴じ込み付録に続いて旧作の予告カット・表紙カット・合同扉絵を作品発表順にご紹介していきたいと思います。合同扉というのは、作品ごとの扉とは別に設けられた2~4作品合同のカラー扉のことです。昔の『別コミ』にはよくあり、…

(26)「ポーの一族」イラスト集~綴じ込み付録③

「ポーの一族」イラスト集~綴じ込み付録の最後です。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。どうぞご了承ください。*このイラスト集は旧作のレアなイラストをご紹…

(25)「ポーの一族」イラスト集~綴じ込み付録②

「ポーの一族」イラスト集~綴じ込み付録の続きです。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くないものもあります。どうぞご了承ください。*このイラスト集は旧作のレアなイラストをご紹…

(24)「ポーの一族」イラスト集~綴じ込み付録①

今回から数回に分けて「ポーの一族」の旧作のイラストをご紹介していきたいと思います。最初は雑誌に綴じ込みで付いていたポスターなどです。 *特に記載のない限り出版元は小学館です。*ほとんどが古い雑誌のコピーの画像ですのでコンディションが良くない…

記事(21)に画像を載せました

「(21)ヨハンナスピリッツのパイの謎」に「トーマの心臓」と「こんにちは⇔さようなら」のパイの絵を載せました。 (21)ヨハンナスピリッツのパイの謎 - 亜樹の 萩尾望都作品 感想日記

(23)萩尾望都SF原画展@佐野美術館に行ってきました

12月15日(金)、静岡県三島市の佐野美術館で開催されていた「萩尾望都SF原画展」に行ってきました。この原画展は2016年の吉祥寺からスタートして新潟・神戸と巡回し、三島は4か所目です。私は吉祥寺にも行って原画の美しさに感動したのですが、新潟から大幅…

(22)「訪問者」~オスカーの涙

「訪問者」は「トーマの心臓」のオスカーがシュロッターベッツ高等中学校(ギムナジウム)に転入して来るまでの物語です。 「トーマの心臓」で私達はすでにオスカーの過去を知っています。実の父はシュロッターベッツのミュラー校長であること。オスカーの両…

(21)ヨハンナスピリッツのパイの謎

「トーマの心臓」にオスカーがエーリクを町に連れ出す場面があります。カフェで注文したのは 「ヨハンナスピリッツのパイふたつ!」 (『萩尾望都パーフェクトセレクション1 トーマの心臓Ⅰ』2007年 小学館より) このヨハンナスピリッツって何? そう思われ…

(20)虹色に淡い天使の羽が

今回はとても私的な感想です…。 --・--・--・--†--・--・--・-- 「トーマの心臓」は12歳の春に私が初めて出逢った萩尾作品です。学校が舞台ということもあってか、それは私の胸の奥底まで響き、中学時代の3年間ずっと寄り添い続けてくれました。 当時の私に…

記事(19)に追記しました

「(19)1ページ劇場――ポーの伝説によせて――」にSFの「1ページ劇場」が掲載されている書籍を追記しました。 (19)「1ページ劇場――ポーの伝説によせて――」 - 亜樹の 萩尾望都作品 感想日記

(19)「1ページ劇場――ポーの伝説によせて――」

「(12)この作品は、いつ頃のお話?~②ピカデリー7時」で「1ページ劇場――ポーの伝説によせて――」に少しふれましたので、今回はこれについて詳しく書いてみます。 「1ページ劇場」というのは、かつて『別冊少女コミック』(別コミ)に掲載されていた文字通り…

(18)「春の夢」あれこれ~②ふたりの距離感

前のページで新作と旧作の世界が繋がっていると確信できたと書きましたが、私がそう思えたのはエドガーとアランの関係が昔と変わっていなかったからです。さらに嬉しいことに、「春の夢」では2人の互いへの心情が細やかに描かれていました。作品の中で私が特…